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jamaica 概要

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by rico smith
★jamaican --- 1494年にコロンブスが到着してからスペイン領、1655年にイギリス領となり、1962年にイギリスから独立した国、ジャマイカ。90%以上がアフリカ系黒人。原住民アラワクインディアンは絶滅、一番古いジャマイカ人はユダヤ人、一番お金持ちもユダヤ人。アフリカからの奴隷輸入が禁止になってから、砂糖きびプランテーションなどで労力が足りず、インド人中国人が強制労働として連れてこられ、ミックスも多い。その他ヨーロッパ人、シリア人など。人口約260万人。かなりの数が外国に移民していくので、さほど人口はふえない。2001年だったか国勢調査をはじめたのに、あれは一体どうなったんだろう。
★africa --- 風習、食べ物、宗教、音楽、ダンス、伝統、格言、言語など、どれもアフリカの影響を強く残しています。
★out of many one people --- ジャマイカの国のモットー。標語。意味は「多種民族の国、でも一国民」。
★famous jamaican --- 世界で一番有名なジャマイカ人は、ボブマーリーでしょう。その他、有名なジャマイカ人(ジャマイカ出身者)に、米国国務長官のコリン・パウエル、「バナナ・ボート」をうたったハリー・ベラフォンテ(知らないという若者は、お父様お母様に一度お聞きくださいな)、ベン・ジョンソンらがいる。なんだ、みんな、外に出ちゃってるじゃないか。マーカス・ガーヴィはジャマイカ生まれのジャマイカ人。
★marcus garvey --- マーカス・モザイア・ガーヴィ 1887〜1940 セントアンズベイ生まれ。アメリカに渡りUNIA全黒人地位改良協会を設立。そのモットーは「ひとつの目的、ひとつの神、ひとつの運命」。ブラックスターラインという黒人による船会社を設立。反植民地主義、アフリカをアフリカ人の手に取り戻そうとする、アフリカ民族主義を唱えた黒人指導者。黒人のアフリカ回帰を唱えたが、彼自身はラスタファリアンではない。ジャマイカの初めてのナショナルヒーローです。ガーベイと書こうか迷いましたが、ガーヴィにしました。ジャマイカの、20ドルコインの顔の人。20ドルコインは余ったらひとつ、思い出に持って帰ってね。10ドルコインもぎざぎざでイケてる。
★patois --- パトワ ---ジャマイカの公用語は英語ですが、ジャマイカ人同士はパトワといわれるクレオール(なまり・方言)を使います。ジャマイカに来たばかりの人は、これに泣かされますが、覚えるとほんと楽しい。筆者は毎日放送されていたラジオ劇を録音して覚えました。アイリーFMで毎週放送される、ムタバルカの"Cutting Edge"が、パトワ習得にふさわしい番組でしょう。この番組ではニュースもパトワでアナウンスされ、パトワを、誇りをもって自国語とする、正しいパトワの番組だ。さて、パトワは、アフリカから来た人々が、当時の主人だった英国人から口真似で英語を覚えたものの、その主人にわからないように、自分たちの言葉を大切にしていった名残りだそうです。なるほど、カスワード(悪口言葉)が多いですね(oops!)。カリブ諸国はフランス語圏スペイン圏も多く、そういった言葉の影響もありますが、パトワはアフリカン・イングリッシュといえるでしょう。口語なので、パトワを書くという習慣はなく、スペルも特定のものはありません。ややこしい言葉です。身体で覚えるしかないっす。というricoも、田舎のおじいちゃんとか、何言ってるのかわからなかったり、ダンスホールDJのリリックスも、全身を耳にして聞いていれば、なんとかついていけそうなものの、結局オチがわかんなかったり、皆と一緒に笑えなかったりします。
地方の人はこの感覚わかっていただけると思いますが、方言というのは使う者だけがわかる妙な一体感を生みますね。口じゃなくてハートで入っていく言葉です。★キリスト教 ---カソリックは少なく、プロテスタントがほとんど。土日に必ず教会に行くようなクリスチャンでなくても、この国の人たちはキリスト教のおしえ、文化が沁みついているようです。ジャマイカ人と、軽い気持ちで宗教を語り合わないのが無難かも。ジャマイカ人、宗教論大好きです。
★parish ---教区。日本の都道府県のようなもの。ジャマイカは14の教区に分かれ、それぞれに英国国教(アングリカン)のパリッシュチャーチ(教区教会)が建てられ、パリッシュチャーチの存在する地区が、日本でいう「県庁所在地」のようなもの。たとえばセントアンドリュー教区にはハーフウェイツリーの中心に、1664年に建てられたパリッシュチャーチが存在します。
★rastaman ---gallery-rastamanのページをご覧ください。この説明じゃわからん、という方は、「地球の歩き方」のジャマイカ編、コラム「レゲエとラスタファリズム」のページで一応わかりやすく書いてあるので、読んでみてください。ricoが書いてます。もっと深く知りたいという方は、鈴木慎一郎先生著の「レゲエ・トレイン」(青土社)がおすすめです。respect! もっともっと知りたい方は、一度ジャマイカを訪れて、当方主催の「ルーツ&カルチャー・ツアー」にご参加ください。・・・宣伝でした。
★reggae --- heart beat of the people! とアイリーFMでいうように、心臓の鼓動ですね。カッコいい!語源はregularがレギュラー、れぎゅあ、れげあ、レゲエと変わったなんてツアーガイド養成講座でおしえてもらったんですが、ほんとでしょうか。ズンチャカ、ズンチャカとリズムがregular、規則的だから、という説と、regular people(一般大衆)の音楽だから、という説があるようです。んーなことはどうでもいいんですが、確かにどんな曲もリズムをズンチャカにすればレゲエになるし、昔から今でもジャマイカの一般大衆の音楽です。でもここ10年20年ほどで、ジャマイカ人の意識はかわりましたね。私が初めてジャマイカに来た頃は、「レゲエが好き」なんていうと当のジャマイカ人が戸惑ってしまったっけ。政府も以前は、辛辣な社会批判をするレゲエを隠すようにしていたのに、今や「ジャマイカ、レゲエ!」と観光の呼びにしているし、国の祝典でもレゲエをかけたりします。以前はこれほどレゲエに対して開放的ではなかったですね。それから、「遠く日本の方々も聴いておくんなさる」が常套となっています。そのおかげで、ジャマイカ人の対日感情はいい、よね。give thanks!
★bob marley ---1945~1981 セントアンのナインマイル生まれ。日本ではボブマーリーのことを、レゲエの神様とよびがちだけど、こちらでは神様は神様なので、レゲエ・キングとよばれるのが普通。ジャマイカ人は偶像崇拝をあまりしないので、キングストンにあるボブマーリー像を拝みに来るジャマイカ人っていないですね。うちの彼なんかはまさにボブマーリー世代なので、マーリーの曲はいつどこでかかっても過大反応します。若いひとでも、今の曲と同じように聞いているように感じます。ボブの音楽はもう20年以上も前のものなのに、懐メロという感じはしませんね。ボブの音楽は、ジャマイカ生活のすべてを露わにします。火をつけるたびに excuse mi while i light my spliff と口ずさんだり、babylon system is the vampire で拳を握ってみたり。そのときの気持ちをボブのチューンであらわすことができる。たとえば、上司に叱られると、How many rivers do we have to cross before we talk to the boss とか、ときには think you're in heaven, but you living in hell って気分になることもあるでしょう。でもこれは、ジャマイカじゃなくても、どこにいても心にボブの音楽があれば、同じように感じるんじゃないかな。bob marley live!
★ganja ---違法です。ジャマイカではガンジャは法廷用語で、ニュースなどでも使われます。その他、ガンジャを意味する言葉に、herb、 weed、 high grade、 curry、 sensi、、。しかし、ジャマイカのガンジャ喫煙者のマナーがイイのはさすがだね。まったく合法のように大っぴらに吸ったり売っていたりする光景を見ることもあるでしょうが、彼らには彼らなりのルールがあって、煙草を吸うのと同じで他人に迷惑をかけません。これを真似るにはちょっと時間もかかるでしょうし、このルールを知らないとトラブルにあう。
それから、ヤードマンがスプリフ(ジョイントのこと)を巻くときの手際のよさもさすが。リズラ(紙巻煙草の紙)を一枚取り出すところから始まって、大きな無骨な手でときには片手でハーブを詰めて、くるっと巻いておもむろに頭を斜めかげんにしてさっと唇で湿らせ同時に指でくねらせて最後に軽く振って完結。所要時間何秒ですか。あの指つきはセクシーっすよね。★yardman ---ヤードとは、家の敷地などをさす英語。ジャマイカでは、「うち」のことをさす。ややこしいのは、この「うち」が、実際に自分の住んでいる家であったり、ジャマイカ全体のことを指したり、ラスタ色の強い人にとってはマザーランド「アフリカ」のことを指すこともある。Lucianoのチューン「goin back a mi yard」が示すとおり。
ricoがジャマイカに来て初めて覚えたパトワのセンテンスは、mi ago mi yard 「みあごみやー」、名古屋弁かいな、みゃーごみゃー。名古屋に出て行ったとき、クラスメートがスプライトを「すぷりゃーと」とよんだのにはたまげた。実話。
ヤードマンとは、rico的には、ジャマイカ人らしいジャマイカ人。自分が女なので、ヤードマンといえば、通常ジャマイカの男性を思い浮かべますが、ヤードマンとよぶべき女性もいる。たとえば、カーラー巻いたままちょっと買い物しちゃったり、ブラジャー姿でいたりと、なんて書いたら怒られるかな。行動でいえば、ビールは今だに栓をあけたら地面に少したらして泡を確認し、瓶口を拭ってから飲む、とか。
yardieは本来、外国に住むジャマイカ人のことをさしたようですけど、まっとにかくジャマイカ人のことです。★bad bwoy ---昔はルードボーイといわれたそうだ。いいおっちゃんが自分のこと、「みーばっどぶぉーい」なんて粋がってたりします。とにかくジャマイカの魅力のひとつは、バッドボーイ文化じゃないかしらん。硬派で愛のあるバッドマンに惚れちゃいます。
★informer ---fi dead ! ですね。ちくり屋のこと。これもバッドボーイ文化のひとつでしょう。狭い社会なので、「見ざる聞かざる言わざる」がトラブル回避のためのサバイブ術だったりすることも。これが、犯罪多発、なのに未解決、の要因にもなっています。serious ting !
★obeah ---黒魔術。他人を陥れるために使う呪術のこと。呪術者のことはobeah manという。ハイチのブードゥー教に似た、やはりアフリカ起源の宗教。science manともいう。私、こういうの嫌いです。キリスト教もラスタもこれを支持していませんが、ジャマイカには根強いファンがいるよう。
★brethren ---ヤードマンが好んで使う、同胞、友人をさす言葉。日本人にはこの発音、難しいね。ブラザー、シスターなどとジャマイカ人同士、皆で言い合います。 yes, iya !